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風街BREEZE

シンプルライフ以上ミニマリスト未満に憧れる広告SPプランナーの日々。

【#book】会社も手放す? <魂の退社 会社を辞めるということ。>

book

誕生日にブログ記事で、「人生の折り返し」について思うことを書きました。

dj-tomokick.hatenablog.com

ちょうどその時期に読んでいたのが、今回紹介する本です。

魂の退社

魂の退社

 

稲垣さんが朝日新聞在籍時代のコラムも読んでいたし、今AERAでも連載を持ってたり、出演された情熱大陸も観ました。

東日本大震災をきっかけに自分の暮らしを見直し、50歳になって会社を辞めることにした話がまとめられています。

会社を辞めるにあたり、生活をダウンシフトしている様子が書かれているのでとても参考になりました。モノを減らすこと、手放すことで得られる幸せについて、稲垣さんらしく軽快な文体で綴られています。 


魂の退社 会社を辞めるということ。
心に残ったフレーズ5選

【1】p7

私たちは人生について、いつも何かを恐れている。負けてはいけないと自分を追い詰め、頑張らねばと真面目に深刻に考えてしまう。しかし真面目に頑張ったからその分何かが返ってくるかというと、そんなことはないのである。そして、そのことに私たちは傷つき、不安になり、また頑張らねばと思い返す。そして、その繰り返しのうちに人生は終わっていくのではないかと思うと、そのこともまた恐ろしいのである。

気付くといつも何かと戦っている。それが対自分であったらよいのだけれど、その矛先は自分以外の何かで、主に仕事だったり会社だったりする。

頑張って頑張ってしがみついて、もちろん楽しいとか喜びとかがあるから続いていくんだけれど、フトしたときに「何やってるんだろ?」と我に返る時がある。

ナマケモノでダラしない自分に鞭を打って、真面目にやっていれば誰かがその姿を見ていてくれて今の私を救ってくれるから、と鼓舞してきたけれど、誰も私なんかを救ってなんかくれなくて、自分以外の誰かに希望を訴えても、結局自分を救えるのは自分だけなんだよね。

頑張った分の報酬は、誰かに与えられるものでもないし、期待するものでもない。自分をよく見ているのは自分だから。その自分とどれだけ向き合って戦えるか、だと思っている。

 

【2】p13

大きい幸せは小さい幸せを見えなくするからだ。知らず知らずのうちに、大きい幸せじゃなければ幸せを感じられない身体になってしまう。

仕事も同じである。高い給料、恵まれた立場に慣れきってしまうと、そこから離れることがどんどん難しくなり。そればかりか「もっともっと」と要求し、さらに恐ろしいのは、その境遇が少しでも損なわれることに恐怖や怒りを覚え始める。その結果どうなるか。自由な精神はどんどん失われ、恐怖と不安に人生を支配されかねない。

幸せに大きいも小さいもないのかもしれない。だけれど、欲しいものを手に入れられる環境やモノの大きさや量で幸せを感じたら、そこから脱却するのは難しい。

あることの幸せは十分に経験できたと思っている。もしかしたら「もっともっと」とお願いしたら、自分の身の丈以上の贅沢や幸せを感じることもできたはず。

モノや情報があれば、生活はできる。でもそれって、自分以外の何かで生かされているんじゃないかと気付いたときから、私はミニマリストという選択肢を選んだ。

"ないこと"の恐怖と不安に人生を支配されるくらいなら、"ないこと"から見出すことができる幸せを感じたい。この先の人生、そうやって暮らしていきたい。

 

【3】p83

お金がなくても楽しいこと、むしろお金がない方が楽しいことも世の中にはあるのだと気づき始めると、それまで当たり前のように考えてきた「給料を目いっぱい使って贅沢しよう」などという考えは、自然にどこかへ飛んでいく。そんなことは眼中になくなっていく。

すると、給料をいくらもらえるかということに関心が薄くなっていく。

そうなると次第に、会社に支配されているという感覚、会社に嫌われないようにしなければならないという感覚が、明らかに薄くなり始めたのです。

 0か100か、白か黒か。結果をハッキリさせないと気が済まないでいた。モヤモヤしたものやハッキリしないものが嫌。お金で解決できることなら、そっちの方がいいし、あればあるほどいい、と思っていた。

"ないこと"の楽しさや幸せって、自分から向かっていかないと気付かないことだったりする。目の前に見えているモノの方がわかりやすいし、量や大きさで判断しやすい。"ないこと"は言葉の通り、そこには存在しないのだから、自分で見つけたり感じたりしなきゃいけない。

もちろん、お金はあればあった方がいい。でもあまり執着するのもいかがなものなのかな。「なければないで、なんとかなる」くらいな関心度でいたい。

 

【4】p173

今必要なのは、明らかに依存からの脱却だ。

誰かが何かを与えてくれるのを待つのではなく、自分の足で何かを取りに行く方法を自分の頭で考えなければならない。

他者への依存。私には多分にある。それさえ解決できれば、私は"なりたい自分"になれるのだけれど。

"なりたい自分"よりも、"誰かに好きでいてもらうための自分"だったし、何も考えなくていいから楽だった。どんどん好きになってもらえるから、承認欲求は満たされるけれど、その人が離れてしまったら、私は私でなくなってしまう。

会社での肩書き、給料、立場。既婚か未婚か、はたまた恋人がいるいない。住んでいる家や持ち物。ステイタスと呼ばれるものに依存しているつもりはないけれど、判断材料にしている部分はある。私自身もそうやって他者から判断されているのかもしれない。

そういうものに振り回されるのは、もう嫌だ。だから、自分の足で取りに行くんだ。

 

【5】p195

仕事とは、突き詰めて言えば、会社に入ることでも、お金をもらうことでもないと思うのです。他人を喜ばせたり、助けたりすること。つまり人のために何かをすること。それは遊びとは違います。人に喜んでもらうためには絶対に真剣にならなきゃいけない。だから仕事は面白いんです。

顔が見えない何かを対象にした仕事って、ものすごく疲弊する。だから私は一つの仕事をするとき、"顔が見える対象物"を探す。わからないものをわかるようにするためには、人のために何かをしたいという気持ちが少なからず湧いてくるから。

押しつけるでもなく、ただその人のために何かしたい、という気持ちが相手に伝わる何か。自分のためでもあるけれど、自分のことばかりではなくて、相手のために何かしたい、と思う。仕事でも人付き合いでも、ほどよい距離感で、でも真剣に相手のことを考えられたらいいんだけれど。

 

まとめ:
やってみないとわからない。やってみて判断する。

最初からモノを持たない、会社には勤めないって決める必要はなくて、ある一定の経験があった上で、ミニマリストという選択があるのかなって思っています。そうでないと、何が自分に合うのか合わないのか、幸せと感じるか感じないかって判断できない。いろいろモノを手放していく中で、手に入れることもあるし。

会社だって同じで、勤めてみなきゃわからないことってたくさんある。会社によって異なることもあるし。チャンスや縁があるならどんどん転職したっていい。

「あ〜、もう十分かな」って思ったら、手放してゼロにする。やっぱり必要だって思えば戻ればいいんだし。そうやって自分の適正基準を見つけていく作業を怠っていた私は、今コツコツとモノを手放し、考える日々です。

魂の退社

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